マリオネットラインを消すためのヒアルロン酸注入方とは

たるみ

マリオネットラインという言葉を聞いたことがありますか?マリオネットとは人形劇に登場する人形のことで、口元にくっきりとラインが入っているという特徴があります。

マリオネットラインとはこれが由来で、別名では二重ホウレイ線とよばれています。どちらにせよ見た目年齢をぐぐっと引き上げてしまう要素ですから、これをなくしたいとケアを一生懸命している女性がたくさんいるのです。

このマリオネットラインが出来てしまう原因とは、主に次の3つです。まずは口角下制筋の萎縮と硬化、そして広頸筋の衰退、更に表情筋の衰退があります。

口角下制筋は、口をへの字にした際に使う筋肉のことで、加齢とともにここが硬くなってきます。すると自然にしていて、特に機嫌が悪いというわけではない時でも口角が上がらずに下がったままでいることになり、周囲の人に「何だか機嫌が悪そうだな」と思われてしまう顔ですね。

そして広頸筋とは、顎にある咬筋と鎖骨周辺の胸筋筋膜を繋いでいる首の周辺筋肉です。ここの筋肉が衰退すると、それまで支えていた頬の脂肪や皮膚がたるみだしてしまいます。

表情筋と筋膜、脂肪は頬の皮膚の下にあります。しかしこの周辺筋肉が衰退することで皮膚や脂肪を支えることが出来なくなってしまい、皮膚のたるみが生じるのです。この3つの原因のいずれかと、複数が重なることでマリオネットラインは出来てしまいます。

マリオネットラインを解消する方法はエクササイズやマッサージなど色々あるのですが、中でも一番効果的なのがヒアルロン酸注入術です。ヒアルロン酸は体内で生成されて肌に潤いを保つ成分のことであり、高い保湿力が特徴で、1グラムで最大6リットルもの水を保持することが出来るのです。

いつまでも人から「若いわね」と言われる肌を保つには、瑞々しい肌を保つことが一番の近道であり、そのためにはヒアルロン酸は不可欠なのですが、体内で出来る量は年を経るごとにどんどん量が少なくなってきてしまいます。

そのため、ヒアルロン酸は外から補う必要があるのですね。しかし化粧品やサプリメントでは成分の分子が大きいため、肌の奥の組織である真皮まで届きません。そこで、美容クリニックに通い、注射でもってヒアルロン酸注入をする方法が出来ました。

加齢によって痩せてしまった口角や脂肪の減少などで出来た凹凸にヒアルロン酸を注射して、肌をふっくらとさせ、ラインを目立たなくさせるのです。1度注射をしたヒアルロン酸は、数ヶ月から数年で肌に吸収されてなくなってしまいますから術後に何かをしなければならないわけでもないですし、自然になくなっていくので見た目も不自然ではありません。

元々肌に存在している成分ですからアレルギー反応を起こすことはないと考えられていますが、より効果を持続させるための成分を入れているものもあり、その成分によってアレルギーなどの副作用が起る場合があります。

副作用では他に、頭痛や内出血、脳梗塞や失明という恐ろしいものも非常に稀ですがありますし、均一に注入されないことが原因で元よりも肌表面が凸凹になってしまうこともあるのです。

施術する医師の腕によるところが非常に多く、多く注入しすぎてしまった場合ではマリオネットラインを改善するどころが逆に目立たせてしまうこともあります。しかし、ヒアルロン酸の注入の場合では仕上がりが気に入らなければ分解する薬剤を打つことで分解して除去することも可能です。

ですからヒアルロン酸注入で二重ホウレイ線を消したいと考えている人は、解剖学を学んだ知識と経験の豊富な医師に施術をしてもらうようにしましょう。でないと体にも心にも負担がかかってしまう結果となります。

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